ダンスをお子さんに習わせると、ダンスが上手くなる以外にもいろんなメリットがあります。今回は、運動能力・体力の向上、集団意識の強化など子どもにダンスを習わせる8つのメリットを紹介します。お子さんにダンスを習わせようか迷っているパパ・ママは必見です。
学校の授業でもダンスが始まり、今お子さんにダンスを習わせるパパ・ママが増えています。
ダンスを習えばもちろんダンスのスキルは向上しますが、実はメリットはそれだけではありません。今回はお子さんにダンスを習わせるメリットを紹介します。
子どもにダンスを習わせる8つのメリット
お子さんにダンスを習わせるメリットを8つご紹介しましょう。
1. 運動能力や体力の向上
ダンスはリズムに合わせて体を動かしますが、思っている以上に体力を消費します。子どもの頃からダンスを習い始めれば、スポーツを習っているのと同じように運動能力が高まり、体力もつくようになるでしょう。
運動神経という言葉がありますが、これはそういった名前の神経があるのではなく、脳から出された指示に身体がスムーズに反応できるかによって決まります。運動神経があまり良くないと思われるお子さんでも、ダンスを習って反復練習をすることで脳の指示に身体がスムーズに反応するようになるため、運動神経がよくなっていくことが期待できます。
またお子さん向けのレッスンは45〜60分のものが多いですが、少なくとも30分以上は激しく身体を動かします。そのため音楽に乗って楽しみながら、自然と体力をつけることができるのです。
2.セロトニンの分泌
セロトニンは「しあわせホルモン」と言われる脳内物質です。お子さんは見た目にはわからなかったとしても幼稚園や学校、そして家庭でも大人と同じようにストレスを感じることがあるでしょう。セロトニンが十分に分泌されると、ストレスを感じる環境や状況にあっても自律神経が整えられます。
実はダンスでリズムに合わせて身体を動かすと、このセロトニンの働きが活発になることがわかっています。身体を適度に動かすことは適度なストレス発散になると言われるのはこのためですが、ダンスを習うことでお子さんにもこの効果が現れるでしょう。
3. 感情表現が豊かになる
ダンスは自分の感情を身体を使って表現します。最初のうちはなかなか感情を出して踊ることができないかもしれませんが、ダンスを習って上達するうちに、自分の感情を乗せてダンスを踊れるようになるでしょう。
ダンスを習うと発表会やイベントに出演する機会があります。とくにこのような機会では、自分のパフォーマンスで見ている人が喜んでくれた・笑顔になってくれたという経験を得られるので、自信を持って感情を乗せたダンスが踊れるようになるのです。
引っ込み思案でなかなか感情が出せないお子さんも、ダンスをすることで感情を表現する方法があるということを知っていくので、感情表現が今よりも豊かになるでしょう。
4. 集団意識が強化される
ダンスは1人で踊ることもできますが、レッスンに通えば年齢の近いたくさんの子どもたちと一緒に踊ることになります。ダンスの振り付けでも周りと息を合わせて踊ることの大切さを学びますから、協調性も磨けるでしょう。
また発表会やイベント、コンクールなどに出演するようになると、パフォーマンス以外の部分での団体行動が求められます。こういった機会にたくさん触れることでも、協調性が強化できます。もちろんレッスンでも挨拶やレッスンを受けるマナーを通して協調性を身につけていくことができるでしょう。
5. 幼稚園や学校以外の友達ができる
ダンスのレッスンに通うようになると、スタジオには今通っている幼稚園や学校以外のお友達もたくさんいます。学校でなかなかお友達と馴染めなかったりお友達ができなかったりするお子さんでも、ダンスを習えば幼稚園や学校とはまた違ったお友達を作ることができるのです。
今なかなかみんなの輪に溶け込めずにいるお子さんにとって、ダンススタジオは新しい居場所になるでしょう。
もちろん今は問題なく幼稚園や学校で過ごせているお子さんでも、ダンススタジオに通うことで人間関係が広がるので、今より広い世界で様々な経験ができるようになるでしょう。
6. コツコツ続ける努力ができるようになる
ダンスを上達したいなら基礎練習や反復練習が欠かせません。ダンスを習えば周りにライバルとなるお友達がいますから、「自分も上手くなりたい」と自然と練習するようになるお子さんが多いです。
ダンスを続ければ自然とコツコツ努力することで上達につながるという意識が身につきます。この経験は成長してからもダンス以外の場面でも必ず役立つものです。
もちろんコツコツ続ける努力をするためにはダンスが好きであることが大前提ですが、今ダンスに興味があったりダンスが好きだったりするお子さんなら意識しなくても、その努力ができるようになるでしょう。
7. 記憶力がよくなる
ダンスレッスンに通うとインストラクターから習った振り付けをその場で覚えて踊っていくことになります。振り付けを最初はなかなか覚えられないお子さんもいますが、ダンスを続けていくことで振り付けを覚えるコツを自然と掴めるため、記憶力が鍛えられるのです。
また有酸素運動であるダンスをすると、脳に酸素が取り込まれて脳の働きが活性化されて記憶力が強化されます。そのためダンス以外の場面でも記憶力が良くなっていくことが期待できるのです。
8. 学校の授業への苦手意識がなくなる
小学校の必修授業にダンスが取り入れられるようになりました。ダンスは運動と同じように身体を動かすものですが、リズム感が必要にもなるため、運動が得意でもダンスに苦手意識を持つお子さんもいます。
また人前で何かをすることに苦手意識があるお子さんにとっては、ダンスの授業が辛いものになってしまうかもしれません。しかしダンスを習っていればリズム感も自然と身につきますし、人前でパフォーマンスする楽しさを身をもって体験できるので、学校の授業も楽しんで取り組めるでしょう。