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子どもにダンスを習わせる8つのメリットを大紹介!

ダンスをお子さんに習わせると、ダンスが上手くなる以外にもいろんなメリットがあります。今回は、運動能力・体力の向上、集団意識の強化など子どもにダンスを習わせる8つのメリットを紹介します。お子さんにダンスを習わせようか迷っているパパ・ママは必見です。

学校の授業でもダンスが始まり、今お子さんにダンスを習わせるパパ・ママが増えています。

ダンスを習えばもちろんダンスのスキルは向上しますが、実はメリットはそれだけではありません。今回はお子さんにダンスを習わせるメリットを紹介します。

子どもにダンスを習わせる8つのメリット

お子さんにダンスを習わせるメリットを8つご紹介しましょう。

1. 運動能力や体力の向上

ダンスはリズムに合わせて体を動かしますが、思っている以上に体力を消費します。子どもの頃からダンスを習い始めれば、スポーツを習っているのと同じように運動能力が高まり、体力もつくようになるでしょう。

運動神経という言葉がありますが、これはそういった名前の神経があるのではなく、脳から出された指示に身体がスムーズに反応できるかによって決まります。運動神経があまり良くないと思われるお子さんでも、ダンスを習って反復練習をすることで脳の指示に身体がスムーズに反応するようになるため、運動神経がよくなっていくことが期待できます。

またお子さん向けのレッスンは45〜60分のものが多いですが、少なくとも30分以上は激しく身体を動かします。そのため音楽に乗って楽しみながら、自然と体力をつけることができるのです。

2.セロトニンの分泌

セロトニンは「しあわせホルモン」と言われる脳内物質です。お子さんは見た目にはわからなかったとしても幼稚園や学校、そして家庭でも大人と同じようにストレスを感じることがあるでしょう。セロトニンが十分に分泌されると、ストレスを感じる環境や状況にあっても自律神経が整えられます。

実はダンスでリズムに合わせて身体を動かすと、このセロトニンの働きが活発になることがわかっています。身体を適度に動かすことは適度なストレス発散になると言われるのはこのためですが、ダンスを習うことでお子さんにもこの効果が現れるでしょう。

3. 感情表現が豊かになる

ダンスは自分の感情を身体を使って表現します。最初のうちはなかなか感情を出して踊ることができないかもしれませんが、ダンスを習って上達するうちに、自分の感情を乗せてダンスを踊れるようになるでしょう。

ダンスを習うと発表会やイベントに出演する機会があります。とくにこのような機会では、自分のパフォーマンスで見ている人が喜んでくれた・笑顔になってくれたという経験を得られるので、自信を持って感情を乗せたダンスが踊れるようになるのです。

引っ込み思案でなかなか感情が出せないお子さんも、ダンスをすることで感情を表現する方法があるということを知っていくので、感情表現が今よりも豊かになるでしょう。

4. 集団意識が強化される

ダンスは1人で踊ることもできますが、レッスンに通えば年齢の近いたくさんの子どもたちと一緒に踊ることになります。ダンスの振り付けでも周りと息を合わせて踊ることの大切さを学びますから、協調性も磨けるでしょう。

また発表会やイベント、コンクールなどに出演するようになると、パフォーマンス以外の部分での団体行動が求められます。こういった機会にたくさん触れることでも、協調性が強化できます。もちろんレッスンでも挨拶やレッスンを受けるマナーを通して協調性を身につけていくことができるでしょう。

5. 幼稚園や学校以外の友達ができる

ダンスのレッスンに通うようになると、スタジオには今通っている幼稚園や学校以外のお友達もたくさんいます。学校でなかなかお友達と馴染めなかったりお友達ができなかったりするお子さんでも、ダンスを習えば幼稚園や学校とはまた違ったお友達を作ることができるのです。

今なかなかみんなの輪に溶け込めずにいるお子さんにとって、ダンススタジオは新しい居場所になるでしょう。

もちろん今は問題なく幼稚園や学校で過ごせているお子さんでも、ダンススタジオに通うことで人間関係が広がるので、今より広い世界で様々な経験ができるようになるでしょう。

6. コツコツ続ける努力ができるようになる

ダンスを上達したいなら基礎練習や反復練習が欠かせません。ダンスを習えば周りにライバルとなるお友達がいますから、「自分も上手くなりたい」と自然と練習するようになるお子さんが多いです。

ダンスを続ければ自然とコツコツ努力することで上達につながるという意識が身につきます。この経験は成長してからもダンス以外の場面でも必ず役立つものです。

もちろんコツコツ続ける努力をするためにはダンスが好きであることが大前提ですが、今ダンスに興味があったりダンスが好きだったりするお子さんなら意識しなくても、その努力ができるようになるでしょう。

7. 記憶力がよくなる

ダンスレッスンに通うとインストラクターから習った振り付けをその場で覚えて踊っていくことになります。振り付けを最初はなかなか覚えられないお子さんもいますが、ダンスを続けていくことで振り付けを覚えるコツを自然と掴めるため、記憶力が鍛えられるのです。

また有酸素運動であるダンスをすると、脳に酸素が取り込まれて脳の働きが活性化されて記憶力が強化されます。そのためダンス以外の場面でも記憶力が良くなっていくことが期待できるのです。

8. 学校の授業への苦手意識がなくなる

小学校の必修授業にダンスが取り入れられるようになりました。ダンスは運動と同じように身体を動かすものですが、リズム感が必要にもなるため、運動が得意でもダンスに苦手意識を持つお子さんもいます。

また人前で何かをすることに苦手意識があるお子さんにとっては、ダンスの授業が辛いものになってしまうかもしれません。しかしダンスを習っていればリズム感も自然と身につきますし、人前でパフォーマンスする楽しさを身をもって体験できるので、学校の授業も楽しんで取り組めるでしょう。

ダンスはいつから子どもに習わせるべき?ベストなタイミングを解説

習い事は早いうちに習わせたほうがいいという考えからもありますが、ダンスは何歳から始めるのがベストなのでしょうか。お子さんにダンスを習わせるベストなタイミングや、早いうちから始めるメリット、注意点などを解説します。

「ダンスを習わせたいけどいつからスタートさせるのがベストなんだろう」と考えているパパ・ママもいらっしゃるでしょう。お子さんにダンスを習わせるなら、何歳から始めるのがいいのでしょうか。

今回はダンスを始めるのにベストなタイミングがいつなのかを解説します。これから習わせたいと考えているパパ・ママは必見です。

ダンスはいつから始めても大丈夫!

どんな習い事でも早くから始めるといいと言いますが、ダンスは何歳から初めても問題ありません。すでにお子さんが小学校に入っているとしても、今から始めて遅いということはないのです。プロとして活躍しているダンサーのなかにも、高校生からダンスを始めたという人はいます。

ただあまり小さいうちだとレッスンを受けさせてくれるスクールを見つけるのが難しい場合もあります。ヒップホップやジャズなど本格的なジャンルをスタートするなら、早くても3〜4歳からがいいでしょう。

それより小さなお子さんにダンスを習わせたいなら、リズム感やバランス感覚を養えるリトミックがおすすめです。また小さいうちは集中力があまり持ちません。お子さんの年齢に合わせたレッスン時間を設定しているスクールに通わせることをおすすめします。

ダンスを早いうちに始めるメリット

身体を上手に使えるようになる

小さいうちからダンスを始めると身体を上手に使えるようになり、ダンス以外のスポーツも得意になる子が多いです。ダンスの振り付けを習って踊るためには、脳から指令を出して身体を動かすことになりますが、その伝達神経が小さなうちからスムーズに働くようにため、身体の使い方が上手になります。

リズム感が身につく

ダンスは音楽のビートに合わせて身体を動かすので、リズム感が欠かせません。欧米人はダンスをしていない人でもリズム感がある人が多いですが、子供の頃から16ビートの音楽に慣れ親しんでいることも1つの理由として考えられています。

日本は8ビートの音楽が多いため、なかなかリズム感が身につきません。小さな頃からダンスを習って16ビートに慣れていると、自然とリズム感が身につきます。

羞恥心がないので上達しやすい

物心が付いてくると羞恥心が芽生えて、人前で踊ることを「恥ずかしい」と感じてしまうお子さんも多いです。でも物心がつく前からダンスを習っていれば、それが当たり前になっているので恥ずかしいと感じづらくなります。

今は小学校の必修授業にダンスがありますが、授業でも恥ずかしいと思うことなく踊れるようになるでしょう。またダンスだけでなく人前に出ることに対しても抵抗感を感じづらくなるので、人前でのスピーチや発表なども得意になります。

感情表現が豊かになる

ダンスは音楽の雰囲気や歌詞を身体で表現するものです。ダンスを通して表現力が身につき、普段の生活でも感情表現が豊かになります。なかなか感情表現が上手にできずにストレスを溜めてしまいがちなお子さんも、ダンスを通して自分の感情を表に出せるようになるでしょう。

ダンスを早く始める場合は変な癖がつかないように注意

早いうちからダンスを始めるとダンスの上達以外にもさまざまなメリットがあるのですが、気をつけたいのは、ダンスを早く始めることで変な癖が付いてしまうという点です。小さな頃に変な癖や間違った身体の使い方を覚えてしまうと、なかなかそれが抜けなくなります。

ダンスは長く続ければ続けるほど身体を無意識に動かして踊れるようになりますが、変な癖がついていると無意識に間違った動きをしてしまうのです。とくに独学でダンスを始めたお子さんは気をつけましょう。スクールではお子さんに変な癖がついたら、インストラクターが正しい使い方を指導してくれます。

すでに癖がついてしまっているとなかなか抜けないかもしれませんが、ご家庭でも練習しながら指摘してあげて、正しい身体の使い方や動きができるようにしてあげてください。

無理強いは禁物!子どもの意思を尊重することが大切

今はダンスが流行っていますし、「早く始めればダンスが上手になるかもしれない!」とパパやママの意思でお子さんにダンスを習わせるご家庭も多いです。ただ無理強いをしてお子さんがダンスを好きだと思えなければ、いくらレッスンに通っても上達するのは難しくなります。

ダンスを習わせるときはあくまでお子さんの意思を尊重してあげましょう。イヤイヤ始めさせても、継続させることができませんし、逆にダンスに苦手意識を持ってしまうお子さんもいます。

まだ物心がつく前でもまずはダンスに興味があるかどうかを聞いてあげてください。ご家庭でダンス動画を見せてあげたり、キッズダンスの発表会やイベントを見せてあげると、自然とダンスに興味を持つお子さんも多いです。興味を持つようであれば、まずは体験レッスンなどで様子を見るといいでしょう。

子どものダンスセンスを見極める4つのポイント&磨き方

子どもにダンスセンスがあるかどうかを見極める4つのポイントとダンスセンスの磨き方を紹介します。ダンスセンスがないように感じられても、センスを磨いて上達することは可能です。

Girl has fun on street. She points direction, wears white T-shirt and black leather jacket. Schoolchild listening to energy music with headphones. Expressing true positive emotions of entertainment

子どもにダンスを習わせていると、「うちの子どもはダンスセンスがあるのかな」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。でもダンスセンスがないと思っても諦める必要はありません。

そこで今回はダンスセンスがあるかどうかを見極める4つのポイントとセンスを磨く方法を解説します。ダンスセンスはあるに越したことはないですが、いくらでも磨けますしそれだけがダンス上達のカギではありません。ぜひ参考にしてください。

ダンスセンスの見極めポイント

子どもにダンスセンスがあるかどうかを見極めるポイントを4つ紹介します。

1. 音楽に体が乗っているか

ダンスに何よりも必要なのはリズム感です。音楽がかかっていても体がそれに乗れていなければ、ただ動いているだけで、見た目が体操のようになってしまいます。

子どもにダンスセンスがあるかチェックするときは、音楽がかかっているときの子どもの動きを見てみましょう。音楽に合わせて体を動かせているのであればダンスセンスがあるといえます。

すでにダンスを習っているのであれば、音の表と裏の音を取れているかどうかもポイントです。日本は生活に根付いている音が表の音だけの8ビートなので音楽に乗れるまでに時間がかかるかもしれませんが、これが自然とできているのであればダンスセンスは十分にあるといえるでしょう。

2.見よう見まねで動けるか

ダンスを習っているうちはインストラクターが踊ったダンスをそのままコピーして、同じように動くことが必要です。

テレビやYoutubeなどでも、見た動きを子どもがそのまま動けているのならダンスセンスがあるといえます。

最終的にはコピーした動きに自分なりのオリジナリティを加えることも必要ですが、見よう見まねで動けるかは最初の段階で必要なポイントです。特別に指示を出されなくても同じように動けるかは、ダンス上達のカギです。

3. 振り付けの覚えが早いか

とくにスクールに通っていると決められた時間で教えられたダンスの振り付けを覚える必要があります。振り付けの覚えの早さは大人になってからも個人差がありますが、早ければ教えられた振りを自分のダンスにするために時間を割くことができるので、ダンスの上達も早くなるでしょう。

瞬発的な集中力があり振り付けを早く覚えられる子どもはダンスセンスがあるといえます。

4. 柔軟性があるか

どんなジャンルのダンスでも、体を伸び伸びと使えるかでダンスの表現力が変わってきます。子どものうちは体が柔らかい子どもも多いですが、柔軟性があるかどうかもダンスセンスを見極めるひとつのポイントといえるでしょう。

ダンスセンスの磨き方4つの極意

ダンスセンスを見分けるポイントを紹介しましたが、当てはまらなかったといってもダンスが踊れないわけではありません。

ダンスセンスを磨く4つの方法を紹介します。

1. リズム練習をする

ダンスを上手に踊るにはリズムが欠かせません。ただリズムは練習次第でいくらでも身につけられます。とくに子どものうちに16ビートの音楽に慣れ親しんでいれば、リズムが身につくスピードも早いでしょう。

リズム練習をするときは16ビートの音楽をかけて、それに合わせて体を動かす練習から始めましょう。パパ・ママも一緒になって体を動かすと、子どもも楽しく練習できるはずです。ある程度体が音楽に乗せられるようになったら、音の表と裏を取るビートの練習もしていきましょう。

2. 聞く力と見る力をつける

ダンスを見よう見まねで踊ることが苦手な子どもは、聞く力と見る力があまり強くないことがあります。ダンススクールではインストラクターが踊り方を教えてくれますが、同じように教わっても聞く力と見る力がなければ同じように動くことができないのです。

まずは「先生の言うことをしっかり聞いて、どう体を動かしているか見てみよう」と促してあげてください。

3. 振り付けを覚える練習をする

振り付けを覚えるスピードはプロダンサーでも2パターンあります。

1つ目は瞬発的に振り付けを覚えるタイプ、2つ目は何度も繰り返すことで体に入れ込むタイプです。瞬発的に覚えるタイプでも、そのあと反復練習をしなければ振り付けを体に入れることはできません。

子どもに振り付けを覚える練習をさせるときは、決められた時間のなかである程度の長さの振り付けを覚えさせてみて、できた範囲で構わないのでそのあと繰り返し練習をさせてあげましょう。こうすることで覚えるスピードも徐々に上がりますし、繰り返すことで振り付けが体に入ることも実感できます。

4. 柔軟性を高める

ダンスを踊るうえで柔軟性はとても大切です。子どもが柔軟性があまりないのであれば、毎日の習慣にストレッチを取り入れるなどして、柔軟性を高めてあげましょう。

遊びながらストレッチをするなどすれば、体が硬くて柔軟に苦手意識のある子どもでも楽しく柔軟性を高めることができます。

ダンスはセンスより努力が重要

ダンスセンスという言葉もありますし、同時期に踊り始めた子どもでもダンスが上達するスピードは違うので「ダンスセンスがあるかどうか」が気になってしまうパパ・ママもいるかもしれません。

でもダンスはセンスよりも努力のほうが断然重要です。最初からダンスセンスがありすぎると基礎練習を怠ってしまう子どもも多く、長い目で見ればダンスの上達はさほど変わらないということも珍しくありません。

子どもにダンスセンスがないように思えても、努力を続ければダンスは必ず上達します。

ダンスに運動神経は関係ない!運動音痴でも楽しむ4つのコツ

運動神経が悪い人でもダンスを楽しく踊って上達できるコツを4つ紹介します。ダンスと運動神経の関係や、ダンスが向いている人・向いていない人の特徴も紹介しますので、運動神経が悪くて悩んでいる人はぜひチェックしてください。

Positive girls and boys training hip hop on city street, outdoor dance class for kids

運動神経が悪いからダンスができないと思っている人は少なくありません。しかし、運動神経が悪くてもダンスは十分に楽しめます。

そこで今回は運動神経とダンスの関係と、ダンスに向いている人・向いていない人の特徴、そして運動神経が悪い人がダンスを楽しむためのコツを4つ紹介します。

運動神経が悪いと自覚している人はダンスにも苦手意識があるかもしれませんが、克服して思いっきりダンスを楽しみましょう。

ダンスは運動神経と関係あるが練習次第で上達する

運動が得意な人やどんなスポーツでも器用にできてしまう人のことを「運動神経がよい」といいますが、人間の体に運動神経というものは存在しません。

運動神経とは脳が発した情報を体に伝えて動かす情報伝達のことを指します。

人が体を動かすとき、脳が情報を伝達します。この伝達がスムーズにいけば体も伝達された情報通りに反応できます。

そういった意味でいえばダンスと運動神経が関係ないとはいえません。ダンスの振り付けを踊るときも脳から情報が発せられ、その情報に従って体が動くからです。

練習次第でこの情報伝達がスムーズに行くようになるので、運動神経が悪いと自覚している人でもダンスを上手に踊れるようになります。実際にダンスが得意な人でもほかのスポーツは苦手という人もいますから、ダンスと運動神経は関係があっても、運動神経が悪いからダンスが踊れないということではないのです。

ダンスに向いている人・向いていない人の特徴

ダンスに向いている人・向いていない人の特徴を解説します。

ダンスに向いている人の特徴

ダンスが向いている人の1番大きな特徴はダンスが好きなことです。ダンスは見ていて心が踊るような楽しさがありますが、そのレベルまでなるには基礎練習やリズム練習、振り付けを自分のものにする練習などコツコツと努力をする必要があります。いくら運動神経がよくても、ダンスで体を動かすことが好きではないと地道な努力ができません。

逆をいえばダンスが好きであったり興味があったりすれば、ダンスが向いているともいえます。

運動が得意な人、リズム感がある人というのはいますし、そういった人は上達のスピードが早いですが、ダンスが好きでなければダンスに向いているとはいえないでしょう。

ダンスに向いていない人の特徴

ダンスが向いていない人の特徴は、コツコツ練習することが苦手な人です。向いている人でもお話ししましたが、ダンスを上手くなるためには基礎練習やリズム練習などかなり地味な練習が必要です。

テレビやステージなどで活躍するダンサーに憧れてダンスを始める人は多いですが、ダンスを始めたからといって派手なパフォーマンスができるわけではありません。第一線で活躍しているような人ほど、基礎練習は徹底的に行なっています。イメージよりも地道な練習が多いかもしれませんが、それを苦に思う人はダンスには向いていないでしょう。

また素直に人のいうことを聞けない人もダンスには向いていません。初心者のうちはインストラクターからいろいろな指示があり、直したほうがいいところを指摘されます。素直に聞ければすぐに吸収できるのでダンスの上達は早いのですが、そうでなければいつまで経っても問題点を改善することができません。

運動神経が悪くてもダンスが楽しめるようになる4つのコツ

運動神経が悪い人でもダンスを楽しむための4つのコツを解説します。

1. リズムをしっかり感じる

運動神経がよい人でもリズム感が悪ければダンスを上手に踊ることはできません。それくらいリズム感というのはダンスを踊るうえで大切です。リズムをしっかり取るためにはリズム練習が効果的ですが、改まって練習しなくても普段から音楽に合わせて体を動かすだけでも効果があります。

リズムの取り方の基礎がわかったら、家で音楽を鳴らしてそれに合わせて体を動かしてみましょう。体でリズムが取れるようになると、音に乗って踊るのが楽しくなります。

2. 何度も繰り返し練習する

運動神経が悪い人はいわれた動きがすぐにできないことも多いかもしれません。しかし何度も繰り返し練習すれば体は少しずつその動きに慣れていきます。振り付けを覚えたら頭で考えなくても体が動くようになるまで練習をしましょう。無意識に体が動くほど同じ振り付けを練習すればミスも少なくなります。

3. 身体の可動域を広くする

可動域とは体が動く範囲のことです。ダンスを上手に踊るためには可動域を広くしておく必要があります。

可動域は基礎練習のアイソレーションや柔軟で高められます。地道な練習ですが、コツコツ練習すれば踊りがかなり変わるので頑張って練習しましょう。スクールに通ってダンスを習っている人も、アイソレーションなどの基礎練習は自宅でもするようにしてください。

4. ダンススクールに通う

運動神経が悪くてなかなかダンスを覚えられない人は、自宅で練習していてもすぐに諦めてしまうことがあるかもしれません。そんなときはモチベーションアップのためにもダンススクールに通うのがおすすめです。

ダンススクールには同じようにダンスを頑張っている仲間がいるので、いい刺激をもらえます。ダンススクールに通えば苦手なところや今の問題点も指摘してくれるため、ダンスの上達も早くなるでしょう。正しい基礎練習の方法やダンスを上達させるために必要な柔軟・筋トレなども教えてもらえます。

キッズダンス用シューズの選び方6つのポイントや費用目安を紹介

キッズダンス用のシューズを選ぶ際は、耐久性、ソールの厚さ、ソールの種類、サイズ、軽さ、デザイン性に目を向けましょう。費用の目安も紹介するので、キッズダンス用のシューズを探している方は参考にしてみてください。

キッズダンスを始める際に欠かせないアイテムの1つがダンス用シューズです。ヒップホップなら市販のスニーカーを選ぶ人が多いですが、どんな靴を選べばいいのか迷ってしまうパパ・ママも多いのではないでしょうか。

そこで今回はキッズ用ダンスシューズを選ぶときのポイントを紹介します。これだけは押さえて欲しいというポイントを紹介しますので、シューズ選びの参考にしてください。価格の目安も紹介します。

キッズ用ダンスシューズの選び方6つのポイント

キッズ用ダンスシューズを選ぶときは、以下のポイントをチェックして購入しましょう。

1. 耐久性

キッズ用ダンスシューズ選びをするときのポイントの1つ目は耐久性です。ダンスはたくさんのステップを踏むことが多いので、足元への負担がかなり大きくなります。

バレエやジャズと違ってヒップホップなどのストリートダンスではシューズの指定はありませんが、名前も知らないようなメーカーの安価なスニーカーは耐久性が低く、すぐにダメになってしまうことも珍しくありません。

ダンスに使うシューズはある程度足に馴染ませていくことも大切ですので、馴染ませる過程で破れてしまわないような耐久性のあるものを選びましょう。もちろんあまり知られていないようなメーカーでも、縫製がきちんとしているシューズならOKです。

2.ソールの厚さ

お子さんの足は成長過程にあるため、シューズが衝撃をしっかり吸収しないと足に負担がかかってしまい怪我や痛みの原因となってしまいます。シューズ選びをするときはソールに厚みがあるものを選びましょう。

薄すぎるソールは、床に足をついたときに衝撃がダイレクトに足裏に響いてしまいます。ソールにある程度の厚さがあり、クッション性のあるものがお勧めです。

3. ソールの種類

ダンススタジオの床を見ると、床に色のついた線があるのがわかるでしょう。これは靴底と床が摩擦を起こしたときに色が移ってしまうヒールマークと呼ばれるものです。

すぐに掃除をすれば落とすことはできるのですが、簡単に落ちないことも多く、あまりにもヒールマークがつけばスクールとのトラブルにもなりかねません。

このトラブルを避けるためには、ノンマーキングラバーソールと呼ばれるソールを選ぶのがおすすめです。ノンマーキングラバーソールはヒールマークがつかないような素材で作られているため、ダンスには適しています。

4. サイズ

お子さんの足のサイズはすぐに大きくなってしまうので、普段は少し大きめのサイズを購入しているパパ・ママもいるかもしれません。でもダンス用のシューズは、足にジャストフィットしたサイズでないと怪我の原因となってしまいます。

ダンスは足を激しく動かすので、サイズが大きくて足が中で遊んでしまうのは危険です。またステップが踏みづらくなるので、思うように動くことができなくなってしまいます。シューズを選ぶときは、必ず実際に履いてみてジャストサイズのものを選びましょう。

また足が大きくなってサイズが合わなくなったら、できるだけ早く買い換えてあげてください。足よりも小さなサイズのシューズで足に負担をかけると、足が変形してしまう原因にもなります。

5. 軽さ

ダンスは足をたくさん動かすので、シューズが重いと足に疲労が溜まりやすくなります。疲れたときにシューズの重さがネックとなって動かしづらくなることもあるので、できるだけ軽いシューズがおすすめです。

最近は軽量タイプのシューズもたくさん出ているので、手で持ったときに重さを感じないようなものを選びましょう。

6. デザイン性

ファッションもダンスをかっこよく踊るための要素の1つですから、シューズのデザインもおしゃれなものを選ぶのがおすすめです。予算の問題もあると思いますが、今まで紹介した条件を満たすもので、お子さんの好みのデザインのシューズを履かせてあげましょう。

また、スニーカーにはハイカットとローカットがあります。どちらを選ぶかは好みの部分が大きいですが、ハイカットは足首までしっかり守ってくれるので怪我をしづらいです。ただ、足首を固定されて逆に動きづらく感じてしまうこともありますし、ローカットに比べるとシューズが重くなります。

ローカットは安定性は低いものの、疲れづらく踊りやすいスニーカーです。デザインにこだわりがなければ初めてのダンスシューズはローカットの方が踊りやすいかもしれません。

キッズ用ダンスシューズの価格目安

キッズ用ダンスシューズは3,000円台で購入できるものもありますが、有名スポーツブランドのシューズになれば1万円を超えるものもあります。

とくに子どものうちは足のサイズが変わりやすいので、消耗する前に買い換えなければならないこともあります。そのときに同じようなシューズを購入できるかを考えて購入しましょう。

5,000円前後でも、今回紹介したポイントを抑えたダンスシューズはたくさんあります。それくらいの価格を目安に探すといいでしょう。

キッズダンスの習い事にかかる費用はどのくらい?相場・内訳を紹介

キッズダンスを習わせるときにかかる費用の相場を解説します。ダンスを習わせるためにはスクール代が必要ですが、実はそれ以外にも様々な出費があるんです。お子さんに習わせてあげる前に、どれくらいかかるのかチェックしておきましょう。

お子さんにダンスを習わせようと考えている方は費用がどれくらいかかるのかも気になるポイントの一つでしょう。長く続けさせてあげるためには、費用相場を知っておくことも大切です。

キッズダンスのスクールはどれくらいの費用がかかるかを紹介していきます。またスクールの費用以外にかかる出費も解説しますので、これからダンスを習わせようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

キッズダンスのスクール費用相場は?

キッズダンススクールの場合、月謝制にしているスクールが多いです。月謝のシステムではないスクールの場合はチケット制となります。2つのシステムを併用しているスクールもあり、その場合はどちらかを選ぶことができます。一般的に月謝制よりもチケット制の方が割高です。

月謝制の相場は約6,000〜8,000円/月程度

月謝制のキッズダンススクールの相場は週1回60分のレッスンで約6,000〜8,000円/月です。スクールやお子さんの年齢によっては1回のレッスン時間が短くなったり長くなったりすることもあるので、実際にダンスを習わせ始めるときは最寄りのスクールの料金システムを必ずチェックしておきましょう。

月謝の場合は、基本的に休んでもお休み分の返金はありません。お子さんのライフスタイルやほかの習い事との兼ね合いを考えて、月謝制とチケット制のどちらがいいか選んであげましょう。

レッスンでは2週間・1ヵ月単位で振り付けを学ぶことが多いので、可能であれば月謝で毎週通わせてあげる方が上達に繋がります。

チケット制の相場は2,500円/回程度

チケット制の場合、1枚(1レッスン)あたりの相場は約2,500円/回です。1枚綴り、4枚綴り、8枚綴り、12枚綴りのように売られることもあり、一度に多くの枚数を買うほどお得になっていることが多いです。

週1回受ける場合は4枚綴りで1ヵ月分となりますが、チケット制は有効期限が4枚綴りで3ヵ月など決められているので、毎週通えないという方におすすめです。また12枚綴りを買って1ヵ月にたくさんレッスンを受けさせるなどの方法もあります。

別途5,000〜1万円程度の入会金が必要な場合もある

スクールに通い始めるときは、月謝やチケット代とは別に入会金が必要になるスクールもあるので注意しましょう。入会金の相場は5,000〜1万円程度です。入会金を設定していないスクールもありますし、入会金があってもキャンペーン期間は0円になるところもあります。

また体験レッスンを受けた日に入会すれば入会金が0円になるキャンペーンをしているところも多いです。通う予定のスクールに入会金があるかどうか、キャンペーンが行われているかどうかもチェックするようにしましょう。

キッズダンスはスクール費以外にどんな出費がある?

キッズダンススクールに通う場合、スクールにかかるお金以外にも出費があります。

練習着代

ダンスレッスンでは毎回練習着が必要です。Tシャツなどのトップスと、スウェットパンツなどの動きやすいボトムス、お子さんの足に合ったスニーカーを用意しましょう。

ヒップホップダンスの場合はスニーカーで構いませんが、ダンスのジャンルによってはダンススニーカーやそのほかの靴が必要な場合もあります。

練習着は高いものを購入する必要はありませんが、ダンスはファッションの一部でもあるのでレッスンの段階でおしゃれを楽しみたいお子さんも多いです。予算と相談しながら練習着を用意してあげましょう。

衣装代

発表会やイベントなどに出演することになると、それに合わせた衣装が必要となってきます。衣装はインストラクターの指示に合わせて用意するのですが、出演する子ども全員で衣装を揃えることが多いです。

全身揃える場合は1万円くらいみておきましょう。Tシャツだけ揃えるケースや、テイストや色だけを合わせるケースもあります。

発表会やイベントの参加費

発表会やイベントに出演する際、参加費が発生することがあります。地域のイベントなどの場合は参加費がかからないことが多いですが、参加費が発生する場合は1曲あたり5,000〜1万円が相場です。これはどんなイベントに参加するのかや発表会の規模によって異なります。

チケットノルマ

発表会などスクール主催のイベントの場合は、参加費の代わりにチケットノルマが設定されていることもあります。チケットノルマは出演日の代わりに発表会やイベントのチケットを買い取る方法です。

チケットを見に来てくれる人に売ることができれば出費がありません。チケットは1枚1,000〜3,000円が相場で、出演する曲数が1局の場合で5〜10枚のノルマがあります。

キッズダンスの年間にかかる費用目安

キッズダンスを習わせた場合に年間でかかる費用をシュミレーションしてみましょう。週1回のダンスレッスンに通いながら、年に1回発表会に出演するケースで計算します。まずスクール代ですが月謝7,000円とすると、年間で8万4,000円かかります。

それに加え、練習着代 5,000円、衣装代 1万円、参加費 1万円を加えると、年間にかかる費用は10万9,000円です。あくまで目安ですが、キッズダンスを習わせるときには年間10万円くらいかかると思っておきましょう。

レッスンにたくさん通ったり、出演できるイベント数が多ければ衣装代や参加費がもっとかかることになります。イベントに出演するかどうかは選べるので、家計と相談しながら決めるようにしてください。

ダンス前後のストレッチは必須!大人もキッズも行うべきメニュー

ダンス前後にはストレッチが欠かせません。今回はダンス前後にストレッチが必要な理由と、大人にもキッズにもおすすめのストレッチメニューを紹介します。

ダンスはスポーツと同じように全身運動ですので、踊る前と後のストレッチが欠かせません。

そこで今回は大人にもキッズにもおすすめの、ダンス前後に取り入れたいストレッチを紹介します。ダンス前後にストレッチが必要な理由も紹介しますので、しっかり読んでダンスをするときに活かしてください。

ダンス前後のストレッチが欠かせない3つの理由

ダンス前後にストレッチが欠かせない理由を3つ紹介します。

1. 怪我を防ぐため

ダンスは全身運動で、思っている以上に体を激しく動かします。それにもかかわらずストレッチをせずに急に動き出すと、関節周りの筋肉を痛めてしまう原因となります。

またストレッチをすることで体が温まるので、筋肉の動きもよくなり怪我を防げます。ダンス前にしっかりと筋肉や筋を伸ばしておくかどうかで怪我へのリスクが変わりますので、入念にストレッチしましょう。

2.ダンスが踊りやすくなる

ダンスは全身をいろんな方向に動かして表現します。ストレッチをせずに体が硬いままで踊ろうとすると可動域が狭くなり思うように動くことができません。ダンスの振り付けをしっかり踊るためにも、ダンス前のストレッチは欠かせないのです。全身の筋肉をしっかり伸ばして、振り付けを踊るための準備をしましょう。

またダンス前だけでなく普段から柔軟性を高めておくことも大切です。柔軟性があるかどうかは、ダンスが上達するためのひとつのカギです。

3. 疲れを回復させる

ダンス後にストレッチをするのは酷使した体の疲れを回復させる目的があります。激しく動かした体は緊張している状態です。ゆっくりストレッチをすることでこの緊張状態をほぐして疲れを回復できます。

ダンス後のストレッチは筋肉痛を防止する効果もありますので、必ず行いましょう。

ダンス前のストレッチメニューを5つ紹介

ダンス前には固まった体をほぐし、血行を促進する「動的ストレッチ」が必要です。おすすめのストレッチメニューを5つ紹介します。

1. 腕と上半身のストレッチ

まず足を肩幅より広めにして立ちます。腕をまっすぐ頭の上にあげたら右肘を曲げ、右肘を左手で持ちましょう。そのまま左手で引っ張るようにして上半身を左にしっかり伸ばします。脇腹が伸びているのを感じてください。10秒程度キープしたら元に戻って反対も同じように伸ばします。

2. 背中のストレッチ

激しく動くダンスでは背中をしっかり伸ばしておくことも大切です。

肩幅の1.5倍程度に足を開いて立ちます。体を前にしっかり倒しましょう。両手は床につけて、しっかり背中を伸ばしましょう。元の体勢に戻ったら今度は後ろに背中を反らします。腰に手を当てるとバランスが取りやすいでしょう。

3. 股関節と太もものストレッチ

まっすぐ立った状態から右足を前に大きく踏み出します。手は腰に当てておくとバランスが取れます。そのまま右膝を曲げ体重を前にしっかりかけましょう。バウンスするように体重をかけると伸びやすくなります。10秒程度キープしたら元に戻って左脚も同じようにストレッチしてください。

4. 肩と首のストレッチ

意外と忘れがちなのが肩と首のストレッチです。ダンスでは肩と首を激しく動かすことが多いのでストレッチを怠っていると痛めてしまいます。

まず右手で頭の左側を抱えるようにして右に傾けキープしましょう。左側も同じようにします。今度は頭の後ろで両手を組んで、前にしっかり首を倒して首の後ろを伸ばします。そのあとアゴを両手で後ろに押すようにして首の前を伸ばしてください。

肩のストレッチは両肩で円を描くように前回し・後回しをしましょう。このとき腕をぐるぐる回すというよりは、肩を中心に回すイメージを持つことがポイントです。

5. 足首のストレッチ

ダンスはステップを踏むので足首も酷使します。片足を爪先立ちの状態で床につけて、足首を回しましょう。もしくは両脚を前に投げ出して床に座った状態で左膝の上に右足を乗せ、手を使って足首を回すようにしてもOKです。

ダンス後のストレッチメニューを3つ紹介

ダンス後は疲労を回復させるために「静的ストレッチ」を行う必要があります。静的ストレッチは体をじっくりと伸ばすのがポイントです。

ストレッチメニューを3つ紹介します。

1. 腰回りのストレッチ

床に仰向けで寝て両手を広げましょう。右の膝を曲げて左脚にかけ、上半身は右を向くようにします。顔も右を向くようにするとひねりやすいでしょう。そのまま10秒程度キープしたら、今度は反対側も同じように伸ばします。

2. 太もも・ふくらはぎのストレッチ

脚全体に効果がある静的ストレッチは前屈がおすすめです。立った状態でも座った状態でもよいので、上半身を脚に近づけてゆっくり伸ばしましょう。痛いと感じるまでする必要はありませんが、太ももやふくらはぎがしっかり伸びているのを感じてください。

3. 腕・肩のストレッチ

まず右腕を伸ばし左肘で挟むようにして左側に引っ張ります。勢いよくするのではなくゆっくり伸ばしてください。10秒程度キープしたら反対側も同じように伸ばしましょう。その後頭の上で右肘を曲げて、左手で右肘を持ちます。ゆっくり時間をかけて肘を右に引っ張りましょう。この時腕の後ろ側が伸びているのを感じてください。反対側も同じようにストレッチします。

ダンスの表現力がこれで身に着く!今日から始められる4つの習慣

ダンスを踊るうえで表現力はなくてはならないものです。今回はダンスの表現力の大切さや、子どもの表現力を伸ばしてあげるための4つの習慣を紹介します。

いくら体を上手に動かせても、表現力がなければダンスが本当の意味で上手になることはありません。ダンスはスポーツのように体を激しく動かす反面、アートでもあるので表現力が欠かせないのです。

そこで今回は子どもの表現力を高める4つの習慣を紹介します。今日から始められるものばかりですから、ぜひ毎日の習慣として取り入れてあげてください。

ダンスには表現力が欠かせない

ダンスは体をスポーツのように大きく動かすイメージがあるかもしれませんが、元々は体を使って表現する芸術です。ダンスを踊るときの表情を意識するようにインストラクターが指導することがありますが、これは音楽の世界観や雰囲気を顔使って表現しなさいということです。

子どものうちは元気よく踊ることを目標として、笑顔で踊ることを大切にしているインストラクターやスクールも多いですが、これから先ダンスを踊っていくなら音楽の世界観を表現するダンスが踊れるかどうかはとても大切です。

また表現するのは顔だけではありません。体を使って表現する芸術とお話ししましたが、体でさまざまな感情を表現するのがダンスです。表現力があるダンサーは、同じ踊りを踊っていても目を惹きます。笑顔で踊る場合もただ笑顔を作って踊っているのではなく、本当に心から楽しいと感じてそれを体で表現しながら踊ることが大切なのです。

表現力は感じたことを表す力

表現力という言葉は誰しもが知っていても、表現力って何だろう?と思う人もいるかもしれません。表現力は感じたことを表す力のことです。

私たちは日々の生活でいろいろなことを感じています。それは子どもも同じです。ただその感じたことを自分のなかに留めてしまう人もいます。表現力は自分が感じて心のなかに抱えたものを表すことです。その手段がダンスだったり、お芝居だったり絵画だったりします。

芸術と呼ばれるものは、表現力を使って自分が感じた感情を表に出す作業なのです。

表現力をさらに磨くための4つの習慣

子どものうちは感受性が豊かで、最初から表現力を身につけている子どもも多くいます。また、簡単な習慣をいつもの生活にプラスするだけで、表現力はさらに磨くことができるでしょう。表現力を磨くための4つの習慣をご紹介します。

1. 歌を歌う

ただ歌う歌と感情を乗せて歌う歌では聞き手の感じ方はまったく違います。幼稚園・保育園・小学校でも歌を習っていると思いますが、ご家庭でも一緒に歌を歌う習慣をつけましょう。

このとき「この歌はどんな気持ちになる?」などと問いかけて、「じゃあそういう気持ちで歌ってみよう」と伝えてあげると、子どもも歌に気持ちを込めて歌いやすくなります。

2.映画などワクワクするものを見る

映画や劇、ショーなどは表現力を高めるために必要な五感を刺激します。劇やショーを見に行くことは日常的にはできないかもしれませんが、映画を見る習慣をつけて、見た後に感想を話し合ってみるとよいでしょう。子どもがどう感じたかを言葉にさせることはとても大切ですし、パパ・ママの表現も子どもは吸収します。

3. 本を読む

本も感性を育てるのに欠かせません。1人で読ませるのもよいですし、読み聞かせをしてあげるのもよいでしょう。1人で読ませる場合は、その本を読んでどう感じたかを聞いてあげてください。読み聞かせのときも途中で子どものリアクションを見ながら進めてあげるとよいでしょう。

4. 感じたことを言葉にする

普段なかなか感じたことを言葉にしない子どもなら、パパ・ママの問いかけで自然と感じたことを言葉に出せるように促してあげましょう。日常生活で感じる喜怒哀楽や、何かを見たり聞いたりして感じたことを言葉にする習慣をつけると、表現力が高まっていきます。

ダンスを続けていれば表現力は身に着く

表現力は五感がさまざまな刺激を受けることで伸びていきます。ダンスも五感に刺激を与えるものですから、ダンスを続けているだけでも十分に表現力がつくでしょう。

ただ踊るのではなく、踊っている音楽をどんな風に感じたのか、その振り付けはどんな気持ちで作られたのかなどを想像させてあげて、言葉にさせるのもおすすめです。

またダンスを習っていると、ダンスを見る機会も増えてきます。インストラクターや友達のダンスを見てどのように感じるかなども、声かけをして言葉にさせてあげましょう。スクールでは発表会なども行われますが、機会があればミュージカルやショーなどを体験させてあげてください。無料のイベントでもダンスのライブ感に触れる機会はたくさんあります。

ダンスキッズは練習着にもこだわろう!必須アイテム6選

ダンスのレッスンに通うには練習着が必要です。そこで今回はキッズのダンスレッスンに欠かせない必須アイテムを紹介します。練習着選びのポイントも紹介するので、購入する際の参考にしてください。

ダンスをしている人におしゃれな印象を持っている人も多いのではないでしょうか。おしゃれな練習着はダンスをかっこよく見せる要素の1つです。お子さんにダンスを習わせるなら、練習着にもこだわってあげましょう。

今回は、キッズがダンスをするときに欠かせない練習着で必須のアイテムを紹介します。選ぶときのポイントも解説しますので、参考にしてモチベーションが上がる練習着を選んであげてください。

ダンスキッズの練習着で必須のアイテム6選

ヒップホップ系のダンスを習うキッズに必須の練習着アイテムを紹介していきます。

1. ビッグTシャツ

ダンスウェアの基本といってもいいのがビッグTシャツです。普段着ているサイズより少し大きめのTシャツは体も動かしやすいですし、シルエットがルーズに見えるのでかっこよくキマります。Tシャツは汗もしっかり吸うので、汗をたくさんかくダンスの練習にはぴったりの練習着です。

2. スウェットパンツ

ダンサーのボトムスといえばスウェットパンツが定番です。ルーズなシルエットのスウェットパンツは体の動きが制限されづらいうえ、クールに見えます。スウェットパンツを選ぶときは、裏起毛でない素材を選びましょう。裏起毛のスウェットだと踊っているとすぐに暑くなってしまいます。

3. パーカー

ダンスで汗をかくと身体が冷えてしまいますが、そんなときに役立つのがパーカーです。レッスン前に着れて身体が温まったらすぐに脱げるものを1つ持っておくといいでしょう。プルオーバーでもジップアップでもOKですが、脱ぎ着しやすいものがおすすめです。

4. バスケットパンツ

ヒップホップダンサーのボトムスとして人気のバスケットパンツは、軽くて動きやすいのが特徴です。素材はポリエステルのものが多いので通気性も高く、夏場の練習着にもぴったりです。

バスケットパンツならソックスとのコーディネートも楽しめます。ただ膝をつくような動きがあるダンスをするなら、バスケットパンツを履くときはサポーターを用意してあげることをおすすめします。

5. スニーカー

ヒップホップ系ダンスの練習に欠かせないアイテムといえばスニーカーです。見た目のデザインでおしゃれに見えるのはもちろんですが、足や膝を守ってくれる役目もあるので、衝撃を吸収してくれるものを選びましょう。

6. ソックス

ダンサーの足元をおしゃれに見せるのがソックスです。スウェットパンツなどフルレングスのパンツを履くのであれば見えることはありませんが、バスケットパンツを履くなら長めのソックスがかっこよくキマります。

子どものダンス練習着を選ぶときのポイント

お子さんの練習着を選ぶときはこれから紹介する6つのポイントをチェックしてみてください。

1. 高すぎず安すぎないもの

ダンスの練習着は消耗品です。人気のブランドのウェアは高いものも多いですが、高すぎるものを買ってもすぐダメになってしまうことがあります。

とはいえ、安すぎるものを買うと逆にすぐ破れてしまい、安物買いの銭失いになってしまうこともあります。半年程度で買い換えが必要なことを見越して、無理のない金額のものを購入するようにしましょう。

2. 洗濯が楽なもの

ダンスをすると汗をたくさんかくので、すぐに洗濯しなければなりません。装飾品が付いていたりラメが付いていたりする練習着はおしゃれですが、洗濯するのが大変です。ガンガン洗っても耐えられる丈夫な素材のものを選ぶといいでしょう。

3. 身体が動かしやすいもの

ダンスの練習着の見た目は大切ですが、何よりも身体が動かしやすいことが大切です。身体の動きが制限されてしまうようなウェアだと、思うように身体を動かせず練習を妨げてしまいます。少し大きめのサイズで身体がしっかり動かせるものや、伸縮性のある素材のものを選んであげましょう。

4. 吸汗速乾性があるもの

ダンスをすると汗をたくさんかきますが、そのままでいると身体が冷えてしまいます。練習着のなかでもとくにトップスであるTシャツは汗をかいても吸収しやすく乾きやすいものを選びましょう。スポーツウェアとして出ているTシャツは吸汗速乾性があるものが多いです。

5. サイズが合っているもの

少し大きめのシルエットが動きやすいとお話ししましたが、ボトムスのウエストが合っていないと踊っているときにずり落ちてしまいます。ダンスに集中するためにも、ウエストのサイズが合っているものを選びましょう。Tシャツは少し大きめでOKですが、大きすぎると逆に動きづらくなってしまいます。

またスニーカーは足のサイズに合わせたものを選んでください。お子さんの足のサイズはすぐに大きくなってしまいますが、小さいサイズを履いていると足の変形にも繋がります。また大きめを履かせているとスニーカーの中で足が遊んでしまい、怪我の原因にもなるので気をつけましょう。

6. モチベーションが上がるもの

ダンスの練習着は見た目も大切です。鏡を見ながら練習するので、自分がかっこいい服を着ているとお子さんもモチベーションが上がります。高価なものを買う必要はありませんが、お子さんの好きなデザインや色の練習着を選んであげましょう。

おしゃれもダンスの楽しみの1つ

どんな練習着を着て練習するかはダンスの楽しみの1つです。本場アメリカではヒップホップダンサーから流行が生まれることもありますので、ダンスとファッションは切っても切り離せません。

機能性を重視したうえで見た目もこだわって、お子さんがダンスをもっと楽しめるようにしてあげてください。

子どものダンスが上手くなるには?上達のコツ5つを詳しく解説

子どものダンスが上手になるために押さえておきたい5つのポイントや、ダンスが上達するこの共通点を紹介します。「子どもにダンスを習わせているけれどなかなか上達しない」という方は必見です。

子どもの習い事として人気のあるダンスですが、習わせてみたもののなかなか上達しない・伸び悩んでいるというお子さんもいるかもしれません。ダンスを上達させるためには、どんなポイントに気をつければいいのでしょうか。

今回は子どものダンスを上達させるコツや、ダンスが上手になる子どもの共通点などを紹介します。お子さんがダンスを習っている、これから習わせたいというパパ・ママは必見です。

子どものダンスを上達させる5つのポイント

子どもにダンスを上達させるための5つのポイントを紹介します。

1. ダンスを好きになってもらう

パパ・ママに言われてダンスを始めた子のなかには、ダンスに苦手意識を持っている子どもも少なくありません。しかし、ダンスにしろ何にしろ、好きでないのであれば上達は難しくなります。

なかなかうまくできなくて恥ずかしがっているようなら、家で一緒に練習して達成感を与えてあげましょう。できることが増えると、ダンスへの苦手意識がなくなりダンスが楽しいと思えるようになります。

また、ダンスのインストラクターはダンスのプロというだけでなく、ダンスが大好きな人たちです。ダンスが好きなインストラクターは子どもにダンスの楽しさを伝えるのも上手です。スクールに通い続けることで、徐々にダンスの楽しさが分かってくることもあるでしょう。

2.リズム感を養う

ダンスが一般的なスポーツと違うのは、リズム感が必要という点です。どんなダンスでもリズム感がないと、体をただ動かしているだけになってしまい、うまく踊ることができません。

リズムを取るのが苦手なら、ビートがわかりやすい音楽を選んでリズムに乗る練習をさせましょう。ビートに合わせて手拍子する練習も効果的です。音楽に触れる機会を増やすことで、自然とリズムの取り方が身につくようにもなります。

3. 基礎練習をしっかりさせる

ダンスを習う=振り付けを習うと思っているお子さんやパパ・ママも多いかもしれませんが、ダンスは基礎ができていなければいつまで経っても上手くなりません。基礎練習は上手に身体を使う上で欠かせませんから、レッスン以外でも練習が必要です。

基礎練習をしっかりしておけば正しい身体の使い方が身につくので、怪我もしにくくなります。

4. 反復練習をする

振り付けを覚えても、それを自分の身体でスムーズに表現できなければ上手にダンスは踊れません。自分の身体でスムーズに踊るためには、何度も繰り返し練習をして、身体が勝手に動くようになるまで叩き込む必要があります。

お子さんにダンスを上達させるためには、繰り返し練習させる習慣をつけましょう。

5. 動画を撮影して見せてあげる

子どものうちはダンスが楽しくて踊っている子ほど、鏡に映る自分の姿を見ていないことが多いです。音を楽しんで踊るのはいいことですが、自分がどんな風に踊っているかを見せてあげると子どもなりに間違いに気づきます。

また、自分のダンスを見せることはモチベーションアップにも繋がりますので、動画を撮って見せてあげましょう。少しずつでも上達する自分の姿が目に見えてわかると、よりやる気が生まれて上達するようになります。

ダンスが上手くなる子どもの共通点とは

ダンスが上手くなる子どもに多い共通点を3つご紹介します。

1. 話を素直に聞ける

インストラクターの話をしっかりと聞いて素直に吸収できる子どもほど、上達のスピードも早くなります。もしお子さんがインストラクターの言うことを素直に聞けないのであれば、「一回先生の言う通りにやってみたら?」と促してあげましょう。

2. 自主練をしている

自主練をしているかどうかもダンスが上手くなるかどうかに関係しています。レッスンに通ってダンスを習うことは大切なのですが、習ったことをしっかり自分のものにできるかどうかは自主練をしているかで変わってくるのです。パパ・ママも積極的にお手伝いして、自主練をする習慣をつけてあげましょう。

3. 負けず嫌いである

負けず嫌いの子どももダンスが上手くなる傾向にあります。誰よりも上手くなりたいという気持ちがあるからこそ、ダンスに打ち込むことができるのです。

独学とスクールどっちがおすすめ?

最近はYoutubeなどの動画サイトでもダンスを学ぶことができます。ただダンスが上手くなりたいなら、実際にレッスンに通って指導を受けた方がおすすめです。動画でも基礎や身体の使い方を教えてくれますが、正しい動きができていなかったときにそれを指摘してくれる人がいません。

特にダンスを始めたばかりの頃は、基礎をしっかり身につけることが大切です。スクールではお友達もできるので、それがダンスを続けるモチベーションにもなります。スクールに通いながら、自宅での自主練に動画を活用するのがよいでしょう。